少し前に8万円を付けたインタースペース(2122)の株価が急落しているので、状況を分析してみようと思います。
――― 基礎データ ―――
※2008年1月〜2011年11月(毎月の終値)
・平均 55,044円
・最安値 26,920円(2008年12月)
・2番安値 27,600円(2009年1月)
・3番安値 29,800円(2008年10月)
・最高値 103,000円(2010年4月)
・2番高値 102,400円(2011年4月)
・3番高値 98,300円(2011年7月)
・決算発表日 11月8日(2011年)
・中間決算 5月10日(2011年)
――― 最近(2011年)の動き ―――
・1〜5月は5万円前後で推移。
・5月6日の上方修正を受けて一気に2倍以上に急騰。
・6月〜7月は10万円前後を推移。
・8月は徐々に落ちて8万円前後。
・9月中盤に急落して6万円程度。
・その後は決算発表(11月8日)に向けて期待買いが進み、最高値8万円まで戻す。
・11月は決算発表を受けて5万4000円まで急落(現在)。
――― 決算発表はそれほど悪かったのか? ―――
≪2011年決算≫
・売上 9452百万円(21.2%増収)
・営業利益 362百万円(72.7%増益)
・アフィリエイト事業 8829百万円(20.8%増)
・メディアコンテンツ事業 633百万円(26.8%増)
≪2012年決算予想≫
・売上 10258百万円
・営業利益 419百万円
・純利益 221百万円
≪材料≫
※パソコン向け広告の金融関係が落ち込む(カバー済)
◎不採算事業(フリーペーパー)を譲渡(2011年8月)
◎スマートフォンが追い風
◎メディアコンテンツ事業の種まき完了(収穫間近)
△中国マーケットへの進出
≪なぜ株価が落ちたのか?≫
現状は「好業績」「健全(自己資本比率 58%)」「高成長(ROE 10%以上)」「割安(PBR 0.85倍)」と極めて順調な状態です。むしろ事前の上がり方が異常だったと言えます。インタースペース株の乱高下には投機的な雰囲気を感じます。
――― 今後の方針 ―――
(個人的な)誤発注の影響もあり、少し平均買値が上がってしまいましたが、今後も20%下げを基準に無理せず丁寧に拾っていきたいと思います。次の狙いは50000円ですが、その前に上がってしまったら仕方ありません。
決算発表に向けて上がっていく傾向が見て取れるので、発表前の上昇で売ってしまいたいのですが、次の決算発表は期待が持てるので迷うところです。
――― リスク ―――
インターネットビジネスもかなり安定してきましたが、「アフィリエイト」という事業に付きまとうリスクは拭い去れません。
[←前] JACK氏に学ぶ「株式投資 4つの裏技」
[次→] ザッパラスの中間決算発表前の投資判断
![]() | 運営者:かなめ 住まい:群馬県 生まれ:1980年 |