本気の株式投資ブログ
一筋縄ではいかない株式投資の世界で利益をあげるために、膨大な量の勉強を決意した投資家のブログ
TOP
TOP株式投資のための世界経済勉強
・

エンデの遺言から「お金の本質」を学ぶ

「お金の本質」を理解するために「エンデの遺言」という本を読みました。ドイツ人作家であるミヒャエル・エンデの思想をもとに、お金の危険性とその対策(地域通貨 etc)について論じられている本です。

私は今のお金のシステムに不満をもっているわけではないのですが、「現在のお金に批判的な立場の意見」を知ることで、「お金の特徴」「お金の弱点」などを感じることができ、お金や経済への理解度が深まったように感じます。

――― 経済とお金の本質 ―――

経済の本質は「物々交換(サービスも含む)」です。その物々交換を円滑におこなうために発案されたシステムが「お金(貨幣)」です。経済において「誰かのお金」は「誰かの負債」であることを意味します。

お金は巷にあふれる「ポイント」と同じ概念ですが、国が公認する唯一のポイントなので絶対的な価値を持っています。

企業が発行するポイントと同じく、お金は信頼の上で成り立っています。「管理者が運営を間違わないかぎり」「使用者が見限らないかぎり」お金には価値があります。

――― お金の持つ機能 ―――

(1) モノやサービスを交換する機能
(2) 価値を計る機能
(3) 財産として貯めこむ機能

エンデは「(1)がお金の本質」「(2)は付加的な機能」「(3)が問題を引き起こす機能」だと説いています。

――― お金が社会にもたらした利益 ―――

お金がもたらした利益は「分業における発展」です。仕事を分割(セグメント化)することで生産性が上がり、社会全体が豊かになりました。

また、能力の高い人間に権力(お金)が集中することで、より経済発展が促進されます。電気・自動車・家電・パソコン・携帯電話も「資本主義」がなければ生まれていなかった可能性があります。

――― お金の危険性・問題点 ―――

お金の危険性は「富の蓄積による富の集中化」「地域の結びつきが弱くなる」「全体が見えづらくなり不平等な利益を得るものが生まれる」「強欲が正当化される」などです。

エンデの警告する一番の問題は「格差」と「権力者の存在」です。

――― エンデが提唱する解決法 ―――

エンデが提唱する解決法は「地域通貨」です。

地域通貨の存在は「お金を外に出さない」「地域の結びつきが強くなる」「地域の人間同士の監視の目が強くなる(不平等の是正)」「格差が減る(報酬は純粋な労働への対価)」といった利点があります。

地域通貨には「金利はゼロに近い」「お金は所有し続けると老化していく」といった特徴を持たせます。それにより、お金がお金を生み出す循環を防ぎ(格差対策)、お金を貯めこむことを防ぎ、お金が滞りなく流通を続けることになります。

――― 私の考え ―――

私自身も「社員に提供するサービスは会社で作り出したほうがよいのでは?(会社の話)」「高コストでも日本国内で生産したほうがよいのでは?(日本の話)」と考えたことが何度もあります。

その考えは結局のところ「輸入規制・関税」と同じ発想です。

たしかに「地域で生産&消費をすれば、地域内でお金が回る」ことは確実です。小さな価格差であれば仲間内(地域内)での取引を優先する意味はあります。ただし、あまりにも大きな価格差(効率差)がある場合は、地域外との取引を優先させるべきです。

今の世の中はグローバル化(フラット化)の恩恵が多大であり、地域重視の社会に戻るのは難しいと思います。今後は草の根活動として「Toka!!」のような、サービス等価交換の場が用意されていくのではないでしょうか?このようなサービスが洗練されていけば面白いですよね。

案としては、すでに実装されているかもしれませんが「各地域の情報が充実(できれば市町村単位)」「ビジネス目的だけでなく生活に密着したサービスの充実(掃除、草むしり、引越、料理、犬の散歩、買い物代行など)」「Amazonマーケットプレイスのような品質評価制度」などです。

――― お金の問題を解決する努力 ―――

今まで「規制・税金」という言葉は聞いただけで嫌な気持ちになったものですが、「関税」「独占禁止法」「相続税」など、それぞれ「地域生産商品の促進」「権力の一極化対策」「格差対策」として大きな意味をもっているのだと理解しました。

それらの政策が正しいかどうかは別として、お金の問題を解決する努力(制度)は常に行なわれているようです。

――― 世界はバランスを取りながら変化していく ―――

「地域重視と世界のフラット化」「平等主義と成果主義」など、全ての物事には両面性があり、どちらもメリット・デメリットがあります。

重要なのは「今起きていることは人々がそれを望んだから起きている(起きていることは正しい)」という認識です。そして、望んだものの結果として起こってしまった問題を把握しながら、より多くの人が望む方向へ変化を続けていくのです。

【株式投資に活かせるポイント】
タイムリーに「反格差デモ」が起きましたが、世界が「格差拡大の流れ」に進んでいることは間違いありません。歴史を考えれば身分制度のように、生まれつき属すべき身分が固定されていた時代もあるのです。

格差が少ない今のうちに頑張らないといけないのかもしれません。

2011年11月03日

[←前] ホリエモン(堀江貴文)有料メルマガの感想
[次→] 株式投資に便利なアプリ for iPad&iPhone

[注目サイト]
ソーシャルレンディング投資の学校
注目を集めるフィンテック業界の主力商品。17年の投資歴の中でも見たことがないレベルの有利な投資商品です。大手3社はデフォルト0件にも関わらず約7%の利回り。

【この記事に対するコメント】 コメントを投稿する

運営者の写真
運営者:かなめ
住まい:群馬県
生まれ:1980年
17歳でMac購入。21歳で株式投資開始。24歳で独立(IT系)。26歳で法人設立。31歳でヘアサロン事業開始。今は一流の投資家になるために猛勉強中です。
[カテゴリ]
私の株式投資法 (7件)
株式投資の勉強 (22件)
日本経済の勉強 (6件)
世界経済の勉強 (9件)
上達論&精神論 (5件)
株式の基礎知識 (3件)
その他 (10件)
株式投資雑記 (9件)
決算発表の分析 (2件)
経済の定点観測 (2件)
おすすめの投資本 (16件)
[運営サイト]
コミラン
オンラインゲーム
私立中学校
幼児教育
カードローン
[つぶやき]
インタースペースとタカラが共同事業の発表。
(2012年01月17日)
野村ホールディングスと同じ理由で東京電力を全て売却しました。
(2012年01月10日)
体調を崩しました。少し休息をとります。
(2011年12月15日)
野村證券を全株売却。長期的に見て衰退色の強い企業は避けます。
(2011年12月05日)
くらコーポレーションが下方修正。決算発表後にじっくり検証します。
(2011年12月03日)
インタースペースから年間配当650円/1株の発表。
(2011年11月22日)
少し前(8/1)の話ですが、ザッパラスの社長に川嶋真理氏が復帰しました。元社長の平井陽一朗氏に期待していただけに、たった1年での交代(降格)は残念です。
(2011年11月12日)
ベルクと西松屋の配当金が届きました。決算発表から1ヵ月後ぐらいですね。
(2011年11月10日)
インタースペースで誤発注。予期せぬ金額で買ってしまいました。資金が大きくなると冗談では済まないので、深く反省しています。
(2011年11月09日)
インタースペースで80300円のミラクルな高値売却を成功。やはり決算発表当日は動きが激しいです。決算後は急落しました。
(2011年11月08日)
超小型銘柄フライングガーデン。こういった銘柄は市場との連動性が低いのでポートフォリオの調整に便利です。
(2011年11月08日)
[注目サイト]
ソーシャルレンディング投資の学校
注目を集めるフィンテック業界の主力商品。17年の投資歴の中でも見たことがないレベルの有利な投資商品です。大手3社はデフォルト0件にも関わらず約7%の利回り。
[新しい記事]
[同カテゴリ内の記事]
Copyright © 2011-2019 本気の株式投資ブログ by Kaname All Rights Reserved.