株式投資家を大きく2つに分けるなら、「投資家(ファンダメンタルズ分析を重視)」と「投機家(チャートや心理面を重視)」に分かれます。
正攻法は投資家の「ファンダメンタルズ分析」です。
プロの投資家(機関投資家)のほとんどは「ファンダメンタルズ分析」を基本としており、個人投資家の中でも(自称)本格派は「ファンダメンタルズ分析」を基本にしている人が多いです。
しかも、投機家を「邪道」や「愚か」と感じている場合が多いです。
しかし、個人投資家におけるファンダメンタルズ分析には大きな問題があります。それは、私たち個人投資家がプロ以上に精度の高いファンダメンタルズ分析をおこなうことは不可能だからです。「自分はプロよりも精度の高い分析が出来る」などと思うのは、傲慢ですし、それこそ愚かなことだと思います。
万が一、プロよりも優秀であり、プロよりも経験豊富であり、プロよりも分析に時間をかけられるという状況で、プロを上回る精度の分析ができたとしても、それによるメリットは大きくありません。インデックスを少しに上回る程度です。
わざわざ「相手の土俵で戦う必要はない」のです。
かくいう私も基本はバリュー投資(ファンダメンタルズ分析)です。しかし、「個人投資家や私個人にしか発生しない優位点を活かす」「機関投資家の弱点を突く」「出来るだけロスを減らす(税金、手数料、短期投資家の罠)」などを組み合わせることで、プロを大幅に上回る結果を残すことを目標にしています。
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