・アメリカドル(流通量 73.2兆円 / GDP 約14.5兆ドル)
・ユーロ(流通量 82.9兆円 / GDP 約12.5兆ドル)
・中国人民元(流通量 40.8兆円 / GDP 約5.9兆ドル)
・日本円 (流通量 76.8兆円 / GDP 約5.5兆ドル)
※通貨流通量は2007年のデータ
※GDPは2010年のデータ(世界合計は62.9兆ドル)
※上記4エリアで約61%を占める
世界の主力通貨と言えば上記の4つがあげられます。その他には「イギリスポンド」「カナダドル」「オーストラリアドル」「韓国ウォン」があります。
今までは日本最大の輸出国であるアメリカのドルが最重要でしたが、2009年には中国がアメリカを抜いて最大の輸出国となりました。
また、日本の輸出ランキング上位にはアジア圏の国がズラリと並んでいます。アメリカに頼った貿易から、今後は地理的なメリットが大きく成長余地も大きいアジア圏の重要度が増していくものと思われます。
≪2010年の輸出国ランキング≫
1位:中国 13.1兆円
2位:アメリカ 10.4兆円
3位:韓国 5.5兆円
4位:台湾 4.6兆円
5位:香港 3.7兆円
6位:タイ 3.0兆円
7位:シンガポール 2.2兆円
8位:ドイツ 1.8兆円
9位:マレーシア 1.5兆円
10位:オランダ 1.4兆円
このように考えると、「対アメリカドルのみで見た円高」にそれほど悲観的になる必要はないように感じます。中国に関して言えば「今後も輸出は増加傾向」「人民元の価値は上がっていく」と予想されます。
日本が所有する約1兆ドルある外貨準備金(主にアメリカ国債)の価値は、下がっていってしまいますが、それは仕方ないのでしょう。
次回は中国人民元について掘り下げてみます。
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![]() | 運営者:かなめ 住まい:群馬県 生まれ:1980年 |