株価が下落すれば配当利回りが高くなります。悲観的になったり、ましてや所有株を投げ売りしている場合ではありません。大チャンスです!
「株主投資の本質」の記事で書いているように、株主投資の本質は配当を得ることです。投資家にとって、より多くの配当が得られることほど嬉しいことはありません。
株価下落時には手元の現金を使い、バーゲンセールで安くなった株式を買い増しましょう。
ただし、気をつける点がいくつかあります。
(1)
業績が予想を大きく下回ったケース。配当金の源泉となる利益も減少しています。安易に買い増すことはできません。業績下落の原因が「短期的にしか影響を与えないもの」であれば問題ありません。
(2)
他銘柄に対して1銘柄だけが不自然に急落しているケース。不自然な下落は事前に情報をつかんでいるインサイダーの仕業かもしれません。何か重大なニュースが発表される可能性があるので慎重に行動しましょう。
このような注意点を考えると、やはり「株式市場全体が下がっているときが確実なバーゲンセール」と言えます。
1銘柄だけ下がっているときは「旨い話には裏がある」と考えてください。「自分だけがチャンスに気付いた賢い人間である」と勘違いするのは大変危険です。
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![]() | 運営者:かなめ 住まい:群馬県 生まれ:1980年 |