多くの投資家は「会社は株主(オーナー)のもの」と思っているかもしれませんが、現実はそれほど単純ではありません。
法律的には「株主のもの」、模範的な答えとしては「すべてのステークホルダー(利害関係者)のもの」と言えますが、私の感覚としては「株主・経営者・社員のもの」だと考えています。
会社(企業)とは、株主が資金面のリスクを背負い、経営者が経営戦略を練り、社員が実行することで、お金を稼ぎ出し、稼いだ利益を分配するためのものです。三者は仲間意識を持ち「利益の最大化」「バランスのとれたフェアな利益分配」を目標とします。
批判もあるかもしれませんが、仕入先や顧客はあくまで取引相手でしかなく、バイトや派遣社員は金銭契約のうえでスポット的な作業をおこなう傭兵のようなものだと思います。
もちろん「私はバイトも家族だと思っている!(怒)」という素敵な経営者さんも多いと思いますが、ここでは経済システム上の立場という意味で説明しています。
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![]() | 運営者:かなめ 住まい:群馬県 生まれ:1980年 |